小樽の神社といえば【住吉神社】といわれるほど小樽市で一番参拝客の多い神社です。夏のお祭りにはたくさんの屋台が並ぶほど大規模に開催されます。今回は、2020年の花手水詣を開催していた際に参拝し、鳥居と波柄が珍しい御朱印を頂いてきましたので、その様子と見どころをご紹介します。
小樽住吉神社の御祭神
底筒男神(そこつつのおのかみ)
中筒男神(なかつつのおのかみ)
表筒男神(うわつつのおのかみ)
息長帯姫命(おきながたらしひめのみこと)
息長帯姫命とは、神功皇后(じんぐうこうごう)の古事記での呼び名で、八幡神社や住吉神社で祀られることが多い。女神として武神の性格を持ちながら、母子信仰的な要素も大きく、のちに聖母大菩薩として信仰された。
小樽住吉神社の由来
元治元年(1864)、箱館八幡宮神主菊池重賢より「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所の総鎮守として、住吉大神を勧請すべく箱館奉行所に出願し、寺社奉行所掛合済みの上、慶応元年6月ヲタルナイ運上屋の最寄りの地へ勧請奉祀することを許された。慶応2年、本陣付近に適当な社地の下付方を願い出、幕府はヲタルナイ役所詰の幕吏に命じて小樽港へ入港する諸船に賦役して本陣下の渚汀の埋め立てを行い、社地を造成することとした。しかし明治維新の改革により社地造成は途中で中止となったため、山ノ上町厳島社に仮奉祀することとし、明治元年御神体は社人加藤右京に護られて箱館を発向し、同年8月3日到着、御鎮座祭ならびに「ヲタルナイ」「タカシマ」両場所の静謐記念祭を執行した。同4年厳島社から量徳町28番地に移転、明治8年郷社に列格し、小樽の発展に伴い祭礼は逐年盛大に執行された。同14年の火災直後量徳町道路改正に際し現在地に転地を許可された。従来墨江神社と称していたが明治25年1月住吉神社と改称した。明治31年6月境内地の増加と社殿の改築の許可を得て、翌32年造営がなった。明治39年11月県社に昇格、昭和30年神社本庁別表神社に指定され、同46年7月鎮座百年を記念して社殿を改築した。
小樽住吉神社の見どころ
新しいiPhoneに機種変したときに、小樽住吉神社参拝の写真一部がなくなってしまい寂しいレポートになってしまいましたことをお詫び申し上げます。次回参拝の際に追加したいと思います。
参拝した日は花手水を開催しておりたくさんの御朱印巡りの方々が御朱印と花手水の写真を熱心に撮影されていました。
小樽住吉神社の花手水インスタグラムはこちら
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鳥居
小樽住吉神社の鳥居は正面の第1~3まであります。正面の写真が残っていません。
参道の両脇には多数の灯籠が立ち並んでいます。その灯籠も複数の種類があり年代が様々で見応えがあります。
記念碑
手水舎
花手水開催中の手水舎です。コロナ過において鈴緒や柄杓を使用しない花手水が各神社へ広がっています。水で手を清める⇒花手水で心を清めるへ
花手水の詳しい内容はコチラ👇
旧神輿蔵
手水舎の奥に以前使用されていた神輿蔵があります。現在は何を収納されているのでしょうか。
せたけ石
子供の成長を願い実際の伸長よりも、せたけ石で測ると大きくなるという不思議なせたけ石です。子供は喜びます。
札幌の手稲神社にも同じようなせたけ石があります。手稲神社の記事はこちら👇
狛犬さま
すーっとした狛犬さまです。
拝殿
神輿殿
拝殿の右横にある神輿殿。お祭りで使用する御御輿がたくさん収納されているそうです。
幾重にも重なる朱色の鳥居
たくさんの朱色の鳥居といえば、伏見神社が有名ですが、こちらの小樽住吉神社にもSNS映えする鳥居があります。ちょうどその日は七五三詣の写真撮影も行われており、成人式や式典にぴったりの場所です。
札幌伏見神社の記事はこちら👇
境内には立派な木々の数々
神社境内の木々がとても多くどれもがとても立派です。秋の紅葉もとても綺麗です。
神社からの眺め
第1の鳥居~社務所~手水舎~拝殿まで階段で登ると遠くには海が臨む最高の景色に出会うことができます。
花手水詣
札幌周辺エリアの神社で開催された花手水詣と御朱印の様子はこちら👇
歴史的建造物の社務所
こちらの社務所の正面側に小樽市指定歴史的建造物とされています。ただ残念ながら正面の写真がありません。
社務所内からは中庭のようなものが見れて、テレビでしかみれないほどの文化を感じます。
御朱印の他にも数々のお守りや絵馬、お札などが並べてあります。
えぞみくじ
特産品をモチーフにしたえぞみくじは、小樽ニシンのえぞみくじの他にも7か所で展開されています。外見だけではなく、おみくじの中身も北海道弁をふんだんに使用したえぞみくじは北海道以外の方々にとても人気っしょ。
- ニシンの形で『日進月歩』 住吉神社(小樽市)
- サイロの形で『幸路おみくじ』 錦山天満宮(江別市)
- イカの形で『イカすおみくじ』 湯倉神社(函館市)
- カニの形で『いカニもいいみくじ』北門神社(稚内市)
- とうきびの形で『富諸来し』 美瑛神社(美瑛町)
- 北寄貝の形で『貝運一念発起』 樽前山神社(苫小牧市)
- シャケの形で『魔鮭福鱒』帯廣神社(帯広市)
- サンマの形で『福ざんまい』金刀比羅神社(根室市)
えぞみくじのある神社の江別【錦山天満宮】の記事はこちら👇
小樽住吉神社の映える御朱印
小樽住吉神社の見どころのひとつ幾重にも重なる【鳥居】が描かれ、右下には小樽運河や港の波模様が描かれ、鮮やかな珍しい御朱印です。
アクセス
国道5号線沿いで札幌から小樽駅へ向かうと左側に鳥居が見えてきます。駐車場は交差点の角にあるお蕎麦屋さんを左に曲がるとあります。ただしお祭りや初詣の期間はほとんど駐車できませんので、注意が必要です。
JR南小樽駅から市立病院を通過し住吉線を上ると住吉神社に着きます。
最後に
今回は【小樽御朱印巡り】には、絶対に欠かすことができない住吉神社の参拝の様子をご紹介しました。札幌周辺エリアで開催している花手水を小樽では最初に取り入れており、SNSで注目されています。常に参拝客の心を清め、小樽の街を守る住吉神社は小樽観光スポットのひとつとしておすすめです。
小樽御朱印巡りされるならこちらの神社がおすすめです。