札幌市豊平区平岸の天神山緑地にある大平山三吉神社・平岸天満宮に参拝し御朱印をいただいて参りましたのでご紹介します!社号標は右に大平山三吉神社の御朱印、左に平岸天満宮があり階段を上がった小高い丘の上の神社です。
天神山緑地(てんじんやまりょくち)
ここ天神山緑地は、平岸の住民の憩いの場となっていて、緑地内には桜や梅の木が季節折々の風景を楽しませてくれます。そのほかにも天神藤やさっぽろ天神山アートスタジオなどがあり、南にはパワースポットとしても有名な相馬神社が鎮座しています。
御祭神
三吉霊神(みよしれいしん)
菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
十二山岳之神(じゅうにさんがくのかみ)
天神山稲荷神社(境内社)
太宰府天満宮から分霊し平岸天満宮が祀られ、その後、総本山は秋田県の太平山三吉神社総本宮より分霊を受け大平山三吉神社が合祀しました。さらに札幌近隣の山々を守護する十二山岳之神も祀られております。
三吉信仰について
三吉霊神は力の神、勝負の神、破邪顕正の神である。曲がった事が大嫌いで、力持ち。弱きを助け、邪悪のものをくじく神様である。
太平の城主藤原鶴寿丸三吉は郷人の面倒を良くみた名君であったが、他の豪族にねたまれ追い出されたため、世を捨てて太平山に篭り、太平山の神様即ち大己貴大神、少彦名神様を深く信仰し、修行せられて力を身につけ神様として祀られた郷土の神である。
霊験談は数多いが、明治元年戊辰役の際の霊験はあらたかであり、神さまの御神徳に感謝した秋田藩主佐竹侯より太平山を遥拝する雪見御殿、すなわち現在の里宮の地を奉賽されたのである。
以来、特に勝利成功、事業繁栄のお社として、地元はもとより、北海道、東北、関東などの遠方よりも熱烈なる信仰を持った崇敬者が訪れ、年々ご祈願の方々も多くなり現在に至っている。秋田で生まれた三吉霊神の信仰は、年とともに北海道や東北各地に広がり、当社から三吉霊神さまのご分霊を戴かれた三吉神社が、地域の守り神として各地に鎮座されており、「太平山」「三吉霊神」「三吉大神」の石碑や祠なども多くお祀りされています。
またブラジルサンパウロにも、秋田から移民をされる折に、地元の神さまを一緒に彼の地にお祀りしたいとのことから、ご分霊がお祀りされています。
出典元:県外の神社 | 太平山三吉神社
平岸天満宮と大平山三吉神社境内の様子
第一の鳥居
鳥居をくぐり参道は銀杏の落ち葉で黄色く輝いていました。
参道の階段
階段を上ると落ち葉が銀杏から紅葉へ、黄色から赤いジュータンへ変わっていく様が秋の紅葉を実感し、神秘的にさえ感じました。
狛犬さま
たくましい足の筋肉が特徴的で勇ましいです。
第二の鳥居
先ほどの参道の階段を登り切ったところに木製の第二の鳥居です。小高い丘の上にある境内の雰囲気が雑音がなくてとても好きです。
手水舎
龍神様の手水舎では、自動で水が出ます。龍を見ているとなんだかやっぱり日本昔ばなしを思い出してしまいました。
社号額
社号額も社号標と同じく、右に大平山三吉神社、左に平岸天満宮
拝殿
屋根の急こう配が日本昔話的な屋根で印象的でした。絵馬がたくさん祈願されていて、ほとんどが合格祈願でした。菅原道真公は学問の神様ですから受験を控えた方の参拝が多いことが伺えます。
平岸天満宮と大平山三吉神社の御朱印
参拝を終え社務所にてお願いしました。実は最初に1つお願いをして平岸天満宮をいただいたのですが、書き終えられてから、『大平山三吉神社の御朱印もいただけますか?』と伺ったところ快く見開きで2つともいただくことができました!
できれば始めから『平岸天満宮と大平山三吉神社の御朱印をお願いします!』と伝えればご迷惑になりませんね。(後から言ってすみませんでした。)
末社の天神山稲荷神社
参道とは反対側の車が通れる参道には天神山稲荷神社が祀られています。平岸天満宮の拝殿と比較してもとても新しく綺麗な稲荷神社です。
アクセス
札幌中心部から車でおおよそ15分、国道453号線平岸通り沿いです。住宅が多く入口が分かりにくいのですが、右側の小高い山が見えたら右側を注視すれば社号標が見えますので少しいった先が車の入り口です。
また、電車では、JR澄川駅から徒歩10分ほどの距離です。
最後に
今回は札幌市豊平区の平岸八幡宮と大平山三吉神社と御朱印をご紹介しました。
天神山緑地にはもう一つの相馬神社も鎮座しており、まさしく天神山と呼ぶにふさわしい場所でした。さらに御朱印も2ついただくことができる数少ない神社ですので、参拝された際には忘れずに2つの御朱印をお願いするようにしてください。