2020年のコロナ過において御朱印巡りをされている方には厳しい状況が続いています。御朱印巡りの旅行を延期にするなど活動の範囲を縮小を余儀なくされています。
同じく神社仏閣でも参拝される方々が減り、祈願やお祭りなど人の集まる行事を開催できないという状況です。
そんな中、参拝時に清める手水に感染対策として【花手水】を取り入れることで、御朱印巡りをされている方が戻ってきています。これまで神社へ参拝される機会が少なかった方々にも、疫病退散を祈願する【アマビエ】の登場で参拝される方が増えています。
花手水とは
昔は、今ほど手水舎や井戸が整備されていなかった時代に草木や花々についた朝露で身を清めたとされています。
現代では、手水の際に季節ごとの花や色彩を添えて綺麗なものを見て、参拝される前に心を穏やかに清めるとされています。
そして、コロナ過においては、柄杓を使用することなく花手水を見て、心を穏やかに清め参拝するために活用され、各地方神社へ広がりを見せています。
さらに、2020年は札幌市及び近郊でも7月の連休み開催され、さらに9月には、より多くの神社が参画した【花詣~花手水】が開催され限定御朱印も用意されとても話題になりました。
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花手水の他にも
実は、花手水の他にも草原の朝露で清める【草手水】や寒い地方では、冬の間水が凍ってしまうため、雪で手を清める【雪手水】などがあります。
現代の花手水のように手水舎に雪や草を入れるものではないですが、手水自体が参拝前に身を清める意味があることは覚えていて損はありませんね。
花手水の読み方
花手水とかいて【はなちょうず】または【はなてみず】などと読みます。
これは、神社にある手水舎を【ちょうずや】【ちょうずしゃ】【てみずや】【てみずしゃ】などと呼びます。どれも正解だと思いますが、地域や流派によって呼び方が違いますので、どの呼び方をしていても間違いではありません。
花手水(はなちょうず)の広がり
数年前から京都の寺社では開催されていましたが、それがコロナ対策として、2020年に各地へ広がり、御朱印巡りと共にSNSで話題になったことで様々な地域で開催されています。
告知していない神社でも開催している期間があり、インスタグラムやTwitterで拡散されるといった形で花手水自体の認知度が高まってきました。
花手水のマナー
御朱印巡り時のマナーも話題になることが多い昨今、花手水をめぐるマナーも問題になっています。
参拝しない。写真だけ撮りに来る。大声を出す。はしゃぐ、、、、など
花を勝手にいじる。もって帰る。などは絶対にしないでください。
まず、参拝される方のためにある花手水です。心を穏やかに清める為にあることを意識して、マナーある対応で参拝しましょう。写真も順番で撮るなど他の方を敬う心が大切です。問題が起きればせっかくの開催が中止になってしまう恐れもあります。
どんな時でもマナーを守って参拝していきましょう。
花手水は新しい生活様式へ
私たちの生活がコロナによって大きく変化しました。マスクやソーシャルディスタンス、リモートなどが新しい生活様式として取り入れられました。また、神社仏閣においても密にならない対策として、分散初詣が推奨されています。
今回紹介した花手水も同じように感染症対策として、手水舎の使用方法が変わり、花手水のような心を清める意味合いが強くなるのかもしれません。
幾年の間で変化してきている神社仏閣への参拝方法が2020年に新しい生活様式へ変わり、また時代を重ね変化していくように感じます。
花手水限定御朱印
札幌近郊で開催された花詣、花手水では、限定御朱印もあります。
インスタグラムに投稿した一部の御朱印ですが、載せきれていません。
京都や東京の花手水巡りでは告知もあり、年々規模も大きく参加される神社仏閣も増えているそうです。2020年以降取り入れる神社仏閣も増えてくると考えられます。
その際には、限定御朱印を授かり、御朱印巡りをされてみてはいかがでしょうか。
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こちらのブログやインスタグラムにて、北海道の花手水開催や限定御朱印の情報も発信していければと思いますので、のぞいてみてください。